たなかようこ

一般市民のにっき

21.1.19 美容への道

 

目覚ましが休日用の時間指定になっていたせいで、いつもよりおそく起きる。

猫たちはいつも定刻どおりであり、天井近くの棚上にスタンバイしている。いつも猫たちはここからわたしを見下ろして起きるのをいまかいまかと待っているのだ。わたしが起きれば、朝飯にありつける。

昼、洗濯ものを干しているときに作り損じみたいなゆるい雪が降った。もっとちゃんとした雪が見たい。

 

眉間のしわが気になる。

ある人生の時期、なぜかずっと泣いて暮らしており、そのせいで20代なのに眉間にしわができてしまった。思い返せば、眉間のしわにはじまり、なんかこの時期にいろんな大事なものを捨ててしまっていたようにおもう。

とりあえずネットに載ってた眉間のマッサージをして気持ちをごまかす。

そのとき高価な美容液でしわが消えるというビフォーアフターの写真を見て、購買意欲が刺激されてあぶない。

 

猫たちはわたしが寝る前に歯磨きスナックを食べる。スナックをあげるのを忘れて、わたしが寝ようとしたら、ものすごい剣幕で寝室に乱入してくる。歯磨きスナックを食べると猫たちは異様によだれを出す。