たなかようこ

一般市民のにっき

21.1.15 狙われたエビ

冷蔵庫に豆腐とハムしかなくなったのでスーパーに行く。

夕方以降はそうでもないが、午前中と昼の時間帯にはスーパーに秘めたる狂気をもった人が高確率で出没するとおもう。自分が普通だとおもっていてそれをまわりに押し付けるような人というか。そういう人が成長するとびっくりするようなクレーマーとかになるんだと思う。ある人はゆっくり食肉を選んでいる人にぶつかる勢いで食肉を選び取り、ある人はどの商品もひとつひとつ手にとって間近で見ないと気が済まないようだった。いろんな人がいるのはいい。でもなんだかピリピリした雰囲気でからだに悪かった。

殺伐とした空気を通り抜けて買ったエビでエビチリを作るもなんかネチョネチョしすぎてそんなにおいしくなかった。作るのに30分もかかったのが信じられない。

その間猫は台所に立つわたしの背後でエビを狙っていた。一度一尾を盗まれて床に落とされた。そのときすごく猫はゴロゴロ言っていた。どうしてもほしいものが目の前にあって、欲望が刺激されすぎるとゴロゴロ言うのかもしれない。

 

猫がさいきんamazonでいそいで買った机の下に敷くホットカーペットが暖かいことに気づいて、気がつけばそこにへばりつくようになった。